Date

2010年7月22日

活版を巡る冒険展 を巡る冒険

7月22日(木)〜25日(日)・7月29日(木)〜8月1日(日) 11時〜6時 の会期でCONTEXT分室(札幌)にて「活版を巡る冒険展」が行われています。
6/6〜13の期間の東京阿佐ヶ谷のCONTEXT-Sに続いての開催。

CONTEXTの石神さんからも開催のお話を聞いていたのですが、その前からすでにヒロコさんは別ルートでチェックしていました。
坂崎千春さんのウエッブからでした。
これは絶対に見に行かねば!

と言うことで今日は朝から動いていたのですが、なんと言いますか不思議な縁がある日でした。
まずお店に立ち寄り、ちょっとした準備をしてスペース1-15向かいました。ただ、ちょっとだけ気が変わり、寄り道をすることにして少しばかり遠回りしながらいつもは歩かない路地をうろうろと散策しつつ歩いていたのです。
そうしたら、ある狭い路地でのこと。当店の内装を依頼したT氏の乗っているのと同じようなボルボを発見。遠目にナンバーを見てなんだかあんなナンバーだったような気がすると近づいていくとやはりT氏。こんなところで会うこと自体がびっくりなのですが、そのまま誘われるがままに最近T氏が移転した新しい事務所と言うかアトリエというかアジトというか秘密基地と言うかに連れて行って頂きました。数日前の夜、ここのお披露目?的な集まりがあったのですが、お誘い頂いた時にはすでに自宅で晩ごはん中だったこともあり参加しなかったのでラッキー。
予想通りというか予想を上回るワンダーランド。

元印刷工場と言うか紙工業というかそういった工場跡の物件。

二回の天井にはこんな不思議な光景が。
なるほどー!木枠にビー玉かぁ。すっと差し込むと挟まるのねと納得。

二階に上がったところで振り返るとこんな風景。
かなり撮ったのですが、あとは秘密にしておきましょう。

いろんな物を見せて頂いたのですが、とある棚に少し不思議な形状の同じ型のバッグが3本並んでいました。
「これって何のバッグ?」 と聞きますと、嬉しそうにT氏曰く。
ポラロイドのケースだそうで、引っ張り出して見せて下さいました。
一つ開け中の物を見せ、また一つ開け中の物を見せてくれて、三つめを開けると空っぽ。
「これ、日下君にあげるよ」と頂いちゃいました。

入れ駒で斜めにカットされた蓋部分。面白いです。ラッキー。

と、そうこしていますと新たな来客。
ラムヤートさん。 洞爺村のパン屋さんで、最近周り(ツイッターとかでも)でよくここの名前を聞いていたのでびっくりでした。そのうちぜひうかがいたいものです。

さて肝心なCONTEXTさんへと向かうことに。
お昼頃でしたがすでにけっこうな賑わい。
入れ替わり立ち替わりお客さまがいらしていました。
じっくりと拝見させて頂きました。

活版印刷の特徴を生かした小さな作品。
けれどその中に6名の作家たちの世界が、それぞれ繰り広げられています。
一番の目的は坂崎さんの作品でしたが、ほかにももちろん・・・・
あぁ、どうしよう・・・こんなの見てしまったら欲しくてたまらなくなります。
気が付くと数点の作品を手にしていました・・・・

坂崎さんは限定プリントを2点と「よいペンギン わるいペンギン」の本。
この本、大学の卒業制作を元に作り直した本だそうで、とても素敵。

CONTEXTの石神さんの作品も、石神さんと会っている時・お話している時に感じる世界です。しかも、その製作行程を見ると、うーむ。この方の持つ奥の深さなのだな。

高橋和枝さんの作品。
なんというか、ここにあってここから始まるのかも知れない物語に惹かれたと言う感じでたまらなくなってしまったのです。

そして大友克洋氏の作品。
我慢するつもりだったんです。
ホントです。
でもこんな機会、滅多にあるものでもない。
二点出品されているどちらも素敵です。もう一点は全開大友節と言いましょうか、線一本、肉体一つ、瞬時にして大友ワールド炸裂の作品でした。
二点ともとまでは懐が許しません・・・・・
迷いに迷って手にしたのはこちら。
春画を描かれることも、そうあることでもないでしょう。

はぁ・・・・買っちゃった。

全て、そのうち額装しましょう。

この後闇月創房さんに立寄、それから当工房の定休日と営業日が合わず行けずじまいだった「書庫303」へ。
オーナーのT氏が居るので無理言ってみせて頂きました。
やっぱりすごい空間。
時間が経つのを忘れる場所で危険すぎる。

気が付くと結構な時間。
ゆりや食堂でお昼ご飯を食べて、カエルヤ珈琲店さんへ。
7周年のお祝いにちょっとした本をプレゼントしにうかがいました。
(以前WG誌のカエルヤさんの号で、とあるお好きな物を知ったのでそれがらみのブツ!!)
喜んでいただけたかなと思いつつ、逆に記念のお品を頂戴してしまいました。

いいなぁ、タオル。うれしいなぁ、そしてうらやましいゾ。
(当工房の昔からの野望の一つにオリジナルの手ぬぐいを作る企画があるので余計羨ましい)

さて、そうして今度はD&DEPARTMENTへ。
札幌スタイル展2010のフライヤーを置いてもらうお願いして、それからスタッフの方と少しお話。ちょっとした企画の話しも出て今後も楽しみ。
新しく入荷した製品を見て妄想したり、バックヤードにあったこれから並ぶ古い照明をちょっと見てしまい、ある意味困った気分(欲しい)になりつつ帰るることに。

もう一軒、フライヤーを置いてもらおうと店の近所の十一月さんへ。
今日一日のあれやこれやを立ち話。
あぁ、充実した一日・・・・・