エゾシカ皮革セミナー2

セミナーの二回目です。
今回は、実際の鞣しの作業に入りました。

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北大構内にある、鞣し工場。
手作業での作業が中心ですが、鞣しに関して一通りの設備があったりします。

段取りの都合上、順序が前後している部分もありましたがエゾシカ皮をタンニン鞣しで製革する実際を体験します。

エゾシカの原皮(塩蔵で冷凍されていたもの)を水漬けしてありました。それを裏打ちし石灰漬けにし脱毛します。
今回は、脱毛と裏打ちとの作業を別な皮で前後して行い体験してきました。

十数名の参加者のうち、実際に裏打ち(裏面の肉や脂肪を取り除く作業)や脱毛の作業をしたのは先生を除き私を含め6名程。
やはりかなりディープでヘビーな作業でもあります。
現在のタンナーの現場では実際はもっと機械化や効率化が図られているのですが、ここではかなり昔ながらの作業を体験する事になります・・・・

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これは裏打ちの途中。

写した画像にはもっとリアルなものが多いのですが、ちょっとショックを感じられる方もいるかと思いソフトなものを選んでいます・・・

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毛抜きです。
思った以上に、スーッスーッと抜けて行きます。

このあたりの作業をしていた時に、いつでも写真が撮れるようにとポケットにカメラを忍ばせて作業をしていました・・・
気が付かぬうちにスイッチが入りレンズが動いていたようです。
気が付くと、レンズが出掛けた途中の位置で動かなくなっていました・・・
画像データは取り出す事が出来ましたが、修理行きのようです・・・
かなりショックで、コレ以降の作業の画像は当然乍らございません。

はぁ・・・