Date

2013年6月3日

CUBに関して・・・

CUBっていつから作りだしたのだっけ・・・・っとふと思いました。

ちょっと出歩くのにポケット代わりになるポシェットをイメージする小さなショルダーバッグ。
実はこのコンセプトのバッグは、型は全く異なるもののかなり以前(二十数年前くらい)から作っていました。
自分の中で仕立の考えも変わり使う革も変わっていく中、何度かのマイナーチェンジをしてきました。

ブログ内検索ってこう言う時便利ですね。ちょっと調べると・・・・
久々にこのコンセプトのバッグを作ろうと旧作をリニューアルして作ろうとしていた数年前の春。その時、思う感じになかなかまとまらないなか、コンセプトはそのままでも思いきって型から見直そうとして紆余曲折を経て辿り着いたのがこのCUBです。

そんな流れでCUBは数年前に形になりましたが、紆余曲折の中遡ることさらに数年前。
2005年頃でしょうか、実はこんなムックを手に取った機会がありました。

 

北海道に戻ってきてから、建物が好きで余市のニッカ工場を度々訪れています。そしてどんどんウイスキーに興味が出てきた私たち。
そうしてこのムックを手に取りました。
楽しく興味深く読み、時折読み返していたのです。

その中でこんな記事というか図画に目が留り気になっていました。

 

昔のアイリッシュウイスキーの広告を再掲したもの。
イギリスの競馬場に集う紳士の姿が描かれています。
その肩から下がるのは双眼鏡ケース。
そんな雰囲気のポシェットが作りたいと思った。

双眼鏡ケースを模したポシェットは実は以前から作っていました。
けれど、手縫いで仕立てる部分が中心になる型のため、相応の金額になる製品となります。
もう少しリーズナブルに提供出来るものにならないかなぁと、折に付け考えて少しずつ暖めていて辿り着いたのがCUBなのです。 
気に入って、色違いで何本かお使い下さっている方もいらっしゃいます。
薄着になるこれからの季節。
ちょっとした身の回りのものを入れて出掛けるのにちょうどいいCUBです。