Date

2013年6月19日

カートリッジバッグ

当工房でずっと作り続けている型の一つにカートリッジバッグがあります。
先日のミュージックケースもそうですが、こちらも二十年以上作り続けている型です。

少しずつデザインやサイズや仕様はマイナーチェンジが加えられてきています。

革は今はイタリアのタンニン鞣しの牛革のリスシオ。
油分の多めのスムースの革です。

今回から、襠幅を少し広げました。
底で20ミリ程度広くしたことで、小振りなものであればミラーレスや一眼のカメラも入るかなと言うサイズ感になりました。

内ポケットはファスナータイプ

それともう一点、変更個所が有ります。

ショルダーストラップの作り方を少し変更しました。

ストラップ、革のものがいい!という声はよく頂くのです。
従来は、布のタイプと革の貼り合わせのタイプ2種類で製作していました。
現品はその時々でいろいろ。
オーダー分は、どちらかのタイプを選んで頂き・・・・としてきました。

ただ、革の貼り合わせのものはどうしてもけっこうゴツくなってしまうのでそのあたりも説明させて頂きご理解頂いた上で製作してきました。

今回から、表は共革で裏面は布を使い貼り合わせる仕様にしました。
革の質感が楽しめ、肩からの滑りが軽減され、ゴツすぎずしなやかな風合い・・・・
今後はこの仕様を標準にしていこうと思っています。