東京出張のあれやこれや・最終日に向かって
月曜日・・・・
ヒロコさんは久しぶりの友人と会うとのことで別行動
私は回りきれていなかった道具屋さんへ足を伸ばしそれからリサーチへ
こんな古い手動式のエレベーターに乗ってとあるお店へ
ヨーロッパの古いものをメインに扱うこのお店で、少々珍しい口金を使ったこんなバッグに出会いました
この感じのものはメトロの車掌バッグでいくつかコレクションしていますが、BANQUE DE FRANCE(フランス銀行)のものとはなかなか珍しいと思います
ぱっと見の口金の感じはよくあるタイプなのですが、よく見ると少し変わっているタイプなのです
当然のことながら連れて帰ってきた次第
最終日の火曜日
ヒロコさんのお母さんをお誘いして南千住へ
いつものように尾花に向かいます
開店30分少し前に到着
十二、三組目に並べましたので、1回転目での入店でオッケーです:)
11:30の開店と同時に順次大広間に通されます
うな重を注文し、うなぎを捌く様子をのぞいたり
御新香と焼鳥と厚焼き玉子をつまみながら・・・・
ちょいと昼酒を頂きながらうなぎを待ちます
ビールで喉を潤し冷酒をいただく頃うな重の登場です
今年もおいしくいただきました
尾花はそれなりのお値段がいたします
いくら美味しいうなぎでもそこまで出さなくともとか、もっと手頃で美味しいうなぎ屋さんもあるよと仰る方もいらっしゃいます
その通りだとも思います
ただ、神谷バーにしても大釜にしても然り
私たちにとってはどれも唯一無二のお店なのです
尾花のうなぎの柔らかさとタレの味、そしてお店の凛としたたたずまいと頑ななまでの変わらぬ接客
神谷バーの雑然とした下町感と電気ブランにこの時期ならではの煮こごりなどのつまみ
大釜の、大釜でしか味わえない味
それぞれのお店で過ごす時間も大好きなのです
(変わらないお店というのは芯はブレずにけれども実は少しずつ変わっているものだとも思います)
こういったお店・仕事を味わうことで、私たちもそうありたいといつも思うのです
手をかけた作りで、鞄・革製品を手がけているところは今はとても多くあります
ヨーロッパからなどの輸入革など魅力的な素材を取り扱う工房も数多くあります
そういった工房・製品に出会う機会も、インターネット・SNS・いろんなマーケットとさまざまな販売チャンネルで増えています
そのような今の時代、お客さまに「やっぱりくさかカバン店が好きなんだよなぁ」と思っていただけるお店・仕事でありたいと思っています
頑張らなきゃ・・・