Date
2020年5月7日Category
製品紹介口がね
期間限定で行なっている ウエッブを通じてのオーダー のこともあり口金のバッグの問い合わせをいただきました
口金とか口枠とか呼ばれるフレームです。
言葉では説明が難しい部分もあるので、画像で説明しますね
当店で主に使っている口金は2種類あります(サイズのことは別として・・・・)
こちらは口金ボストンバッグやダレスバッグなどで使っているタイプ
開くとこんな感じです
もう一型はMétroで使っている、アングルを曲げたタイプがこちらです
開くとこんな感じです。
この二型パッと見、違いがあるような無いような・・・・
どちらも閉じているとコの字の口金です
サイズの近い、この2種類で説明しますね
上段の口金は、平たい細長いプレートを曲げて作ったものです。
今、一般的に入手可能なのはこのタイプです(なんなら自作も可能です)
この口金は、様々なサイズで用意しています
この画像にあるのが横幅22センチ、それから30センチくらいから45センチまでのサイズを3センチ程度の刻みで用意してあり最大は50センチくらいのものも用意しています
下段の口金は、口金の断面図で言えばL字と言えばいいでしょうか 「 の形のアングルを曲げて作ったものになります
このタイプは金型がないと曲げられない・・・
金型がないと作れないこともあり、このタイプの口金はあまり多くを見かけません
古い鞄では色々と使われているのですが、いつの頃からかあまり見られなくなった口金です
今でも、いわゆる「車掌バッグ」の口金として私の知るなかでは2サイズくらい作られています
これらがそうです
開いたところです
さっきも載せた、この下の画像
上段が今でも入手可能な国産の車掌バッグの口金
下段はデッドストックのドイツの口金で、当工房ではMétroのシリーズで使ってきているものです
口を留める錠や、フレームのライン・・・・魅力的です
下段のドイツの口金はデッドストックですので在庫の数量も限られています
この口金を使ったMétroは、製作した時にその現品のみの販売で、受注製作には対応しておりません
残念ですがもう残り数点で終了となります
無いものは仕方がないので、今後は現行の国産の車掌バッグの口金での製作にも力を入れていかなきゃなぁ・・・と考えています
現行の口金を使っての魅力的なバッグをいつかリリースしようとずっと考えてきていまして、最近はその気持ちがヒートアップしていますw
早く、やらなきゃ・・・・
さて、いい機会なので、ほかの口金・口枠もいくつか簡単にご紹介を・・・・
国産のいわゆるがま口、真鍮製
昔は真鍮製も色々あったようですがいつの頃からか姿を消し、けれどもコアな真鍮好きの声を反映してかここ数年ちらほら見かけるようになってきました
こちらは棒屋根と呼ばれる口枠
これもなかなか見かけない・入手しづらい口枠です
開くと、こんな感じで開きます。
これはドイツのもの
こちらはイタリアの棒屋根
開いたところ
同じくイタリアの棒屋根 錠前などの感じが違うタイプです
開いたところ
L字のアングルを曲げたタイプですが、これは大ぶりなサイズのもの
とある金具屋さんの倉庫で発掘したデッドストック
これらの口金・口枠の多くは、入手が難しかったり叶わなかったり。
手持ちの在庫の数量も限られているので、作りたい形を好きに作っていくわがままなシリーズで使っていこうか・・・・
あるいは、水面下で進めているとある新たな企画に盛り込むか・・・・
色々と考え妄想して楽しんでいます ♪