Date

2024年9月28日

Category

素材

山羊の革のトートバッグ

今年の始めのこと
 
古くからのお客様のご紹介というかその方の元で働いていらっしゃる方から、持ち込みの素材のお問い合わせをいただきました

メールに添付された画像を見て、その加工の特徴からこれはきっとMATAGIプロジェクトの革だろうなぁ
だとすると基本的にラセッテー鞣しですからその革の特徴もよく分かっています

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普段は持ち込みの素材はお断りしていますが、革の由来がはっきりとしており、革を作られた(皮を鞣し革にする)目的も共感できるものでしたのでこのご相談はお受けすることにいたしました
黒松内で牛やヤギを育て、そのミルクでチーズを作られている方々
そこで飼育され屠畜された山羊の皮から作られた革
 
先日、ようやく時間がとれて製作いたしました
革の風合い・柔らかさを活かし、そして出来るだけの素材だけで出来るもの
日常で使っていけるものということで、シンプルなトートバッグに仕立てました

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革の端に空いているパンチ穴
これによって、通常の鞣しの工程と異なり、様々な原皮が混じる中複数枚ある皮を区別できるようにしているのです
MATAGIプロジェクトが形になるずっと以前、山口産業さんとエゾシカ皮の活用を相談していた時期にいかに原皮の区別をするか提案した方法の一つが形になって生かされているのを知り嬉しかったなぁ
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トートバッグを作り、革が少し余りましたのでファスナーポーチも幾つか仕立てました
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