Date

2007年2月28日

クロコの棒屋根の修理

スケジュールが押してしまい予定よりかなり遅れているのですが、クロコの棒屋根の修理を始めました。
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縫い返してある内縫いの部分のほつれがメインの修理です。
当然、裏地を外しての修理です。また、裏地も交換して欲しいと言う事です。
裏地を外すと言う事は、口枠を外すと言う事です。
こういった口枠の物は、縫ってある以外にも釘を絡繰って固定してある箇所が多数有るものです。
絡繰り留めは丈夫な固定方法です。逆に言いますと外すのも大変だったりします・・・・

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喰い切って外せない部分は、内側から絡繰った頭をヤスって削り落としたり、それでも無理な部分は釘の芯部分にドリルで穴を空けて中空にしていき外したり、まぁ色々な事を考えて作業を行っていきます。

ちょっとばかり無理な作業を強引にせざるを得なく、手が滑りざっくりと怪我もしたりしてしまいました・・・・
気を付けねば、です。

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今日は裏地を外すところまで進めました。
口枠はまだ胴から外れていません。縫い目や絡繰りを外す部分がまだまだ残っています。
予想はしていたものの、それを遥かに上回るかなり大変な修理になりそうです・・・・

裏地に縫い込まれていた銘は松崎です。