Date

2013年5月15日

Category

エゾシカ革

蝦夷鹿と木

大丸藤井セントラル7Fスカイホールにて「蝦夷鹿と木」という展覧会が行なわれていま
す。
大丸藤井セントラル・札幌市中央区南1条西3丁目2

5月14日(火)〜19日(日) 10:00〜18:30(最終日17:00)
原ななえさん、清水宏晃さん、菊地聖さんの三人展
原さんはエゾシカ革を使った様々なアイテム。
清水さん・菊池さんは木工の家具や小物を展示しています。

早速初日の昨日顔を出してきました。

原さんのエゾシカ革を使った製品たち。
今回使用されたエゾシカ革の多くは去年から今年にかけて置戸町で獲られた蝦夷鹿の皮だそう。
原さんの原皮集め・革作りの素晴らしいところに、大げさに言うとトレーサビリティーがあります。
どの地域で誰がどういった期間に狩猟したものかの多くが分かっているのです。
このことの重要性は私たちも機会がある度に関係者に話しをしてきたことでもあります。
生息地域による個体差、ハンターや加工所の施設の技量や設備。
そういった部分は原皮の質に影響があるのです。
(そこを理解してくださる方がまだまだ少ないのが現状なのですが、時々協力させて頂いているクイージ・more treesさんたちの動きでも皮のトレーサビリティが実現してきています。素晴らしい)

今回は、小物やバッグ以外になんとふんどし!やガーデンエプロンなんかもあり楽しめます。
タンニン鞣しだけれどふっくらと仕上がったエゾシカ革。
その肌触りを生かした作品たち。

エゾシカ革の肌触りと原さんのキュートさが感じられる小物。

 ガーデンエプロンやふんどし(笑)

木のお二人ともコラボして展示しています。

こちらも椅子にセットされるクッション

エゾシカのスカルも展示販売されています。

今回は革自体も販売されています。
革そのままをちょっとした掛け物や敷物に使ってみるのも面白いと思います。
そんな使い方も出来る柔らかさと風合いがあります。
暖かみのある肌触りが堪能出来ます。

わたしたちもこの革を使わせて頂く予定。
楽しみです。

このトートバッグもエゾシカ革の魅力がとても感じられる仕上がりになっていました。

先日、この革のサンプルを頂いた時から私たちの頭の中ではあんな型やこんな型はどうだろうとぐるぐるアイデアが出ているのです。
スケジュール調整しながら、少しずつですが製品も作っていきたいと思っています。